フリーランスで仕事をしていて「開業届を出してない」という方はいると思います。そもそも開業届の存在自体を知らない方もいるでしょう。
私はフリーランスになって6年経ちましたが、最初は開業届は出してませんでした。というか開業届を出すこと自体知りませんでした。
今では、「もっと早く出しておけばよかった」と後悔していますので、この記事では同じような状況の方に開業届について解説していきたいと思います。
本記事の内容
- 開業届とは
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開業届を出さないとどうなる?
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開業届を出すのと出さないのの違い
- 開業届の手続き
- まとめ
フリーランスで開業届を出してない方は是非この記事を最後まで読んでください!
フリーランスの開業届って何?
そもそも開業届が何なのかを知っておきましょう。私が「開業届」という言葉を最初に聞いた時は、
「お店かなんかをやる人が提出するんだろうな〜」
と勝手に思っていました。
しかし、個人で事業を始めるにあたって、どんな事業内容でも開業届は出す必要があります。独立したら会社を作るか個人のままでやるかの2択ですよね。
会社を作る場合は株式会社や合同会社などの法人設立の手続きが必要になりますが、それの個人版が開業届だと思ってください。
開業届とは、「個人として事業を開業します」という届け出になります。
フリーランスで開業届を出さないとどうなるの?
結論から言うと、特に何もありません。開業届を出さなくても事業は行えますし罰則もありません。
フリーランスで事業を始めるにあたって、開業届を出す必要はあるけど出さなくても事業はできるし罰則もない
これが、開業届を出す人と出さない人に分かれる理由です。
罰則もないしフリーランスで開業届を出す理由がはっきりしないので出してない人が多く存在するのです。
開業届を出すのと出さないのとの違いは?
フリーランスで開業届を出さないからと言って特に何もないのは分かりましたね。
では、開業届を出す意味はあるのでしょうか?
最も大きな違いは「節税」と「信用」です。
1、節税
大原則として、フリーランスだろうがサラリーマンだろうが、一定額以上の所得を得たら確定申告をして税金を支払わなければなりません。
たまに、
「開業届を出すと事業をしてる事がバレて確定申告をしないといけないから出してない」
という方がいますが、これは間違いです。
開業届を出さなくても確定申告をする必要がありますし、収益があるのは税務署にバレます。
例えばアフィリエイトで稼いでいてもASPが税務署に報告してますし、ネットオークションで生計を立てているとしても同様です。
そこで、どうせ税金を支払うなら少しでも安くしたいですよね?
その方法が「青色申告」です。
青色申告をする事で、「特別控除」や「赤字繰越」などの節税対策ができますが、青色申告は開業届を出していないと受けられません。
青色申告の詳細はこちらをご覧ください!
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※参照:【青色申告承認申請書】フリーランスで開業届を出す際には一緒に青色申告承認申請書も出しましょう!
2、信用
開業届を出す事で、しっかりと個人で事業を行っているという証明になります。証明できることで得られるメリットが「信用」です。
1)国の制度を利用できる
国の機関で様々な助成金や補助金を受けられる制度があります。これらは開業届を出していることが条件なケースが多いです。国からすると、「個人事業主」と「フリーランス」の違いを判別できないため、開業届を出してるか出してないかで判断することが多いのです。2020年の「コロナ持続化給付金」も最初の発表ではフリーランスは対象外でした。(すぐに緩和されて対象者がフリーランスまで広がりました)
このように、フリーランスで開業届を出していないと資金調達や国の支援を受けるときに対象外になる可能性があります。
2)金融機関
- 屋号付きの銀行口座を開設できる
- 法人カード(事業用クレジットカード)を作れる
個人と仕事をしっかり分けてお金の管理をする事ができます。また事業をする上で必要な費用はすべて経費にできるため、仕事用の買い物は法人カードで決済すると管理が楽になります。急な支払いで現金が足りないときにもクレジットカードは便利です。
開業届を出すにあたっての注意点
会社員を辞めたばかりで失業手当を貰ってる方は、開業届を提出すると次の仕事が決まったのと同じになるので失業手当は受けられなくなります。開業届はいつでも大丈夫なので、タイミングを見計らって申請しましょう!
また、配偶者の扶養に入ってる方は扶養から外れることがありますので、こちらも注意しておきましょう。
開業届の手続きはとても簡単です
開業届の手続きはとても簡単です。
基本的には管轄の税務署に行って、「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出するだけです。そして、前述で説明した通り、必ず青色申告の手続きも一緒にしましょう!
開業届の期限はあってないようなものなので、提出してない方はとにかくすぐに管轄の税務署に行って、「開業届」と「青色申告承認申請書」を同時に提出しましょう!
【おすすめはfree開業】
「開業届」と「青色申告承認申請書」は記入項目はそれほど多くはありませんが、どうやって記入したらいいのかわからないという方も多いと思います。
そこでおすすめなのが「開業free」です。ステップに沿って簡単な質問に答えていくだけで、必要な届出をすぐに完成することができます。
開業届と青色申告承認申請書は「開業free」で簡単に作成できます。
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まとめ
ここまででお伝えした通り、フリーランスで開業届を出さないからと言って特に何もありませんが、出した方がメリットは多いです。
現在フリーランスで働いてる方や今からフリーランスになる方は、タイミングを見て必ず開業届を提出しましょう!その際は必ず「青色申告承認申請書」も忘れずに手続きしてください!