今日は独立して良かった事・悪かった事を、自分の体験談としてお伝えしたいと思います。
本記事の内容
- 独立して良かった事
- 独立して悪かった事
- まとめ
本記事の信頼性
この記事を書いている私の会社員時代は下記のような感じです。
- 某東証一部上場企業
- 営業全般(BtoB、BtoC)
- 新卒採用、中途採用、新人育成(12年)
- 新規プロジェクト立ち上げ
- 管理部長(人事・総務、法務、情報通信管理部管轄)
- グループの幹部として、グループ全体に関わる営業戦力立案
- グループ会社の代表取締役
最後はグループ会社の代表を勤めていましたが、40歳になる前に勝負したくなり39歳で独立しました。
そんな私が独立して良かった事と悪かった事をお伝えしますので、独立を考えてる方は是非参考までに読んでいただければ幸いです。
↓独立に興味のある方はこちら↓
※参考:【フリーランスのなり方】技術や専門知識がなくても大丈夫です
会社を辞めて独立して良かった事
1、スケジュールを自分でつくれる
何と言っても時間が自由です。すべてのスケジュールは自分で決められますし、それに対して誰かに文句を言われることもありません。
仕事の依頼も1ヶ月以上前からオファーをいただくケースがほとんどなので、自分が確保したい報酬を決めてその金額に合わせて仕事を入れています。
固定で報酬を貰える仕事をしつつ、仕事を入れてない日に別の事にチャレンジしたりできます。
2、仕事を選べる
さすがに独立したばかりの頃は仕事を貰うことに必死なので何でもやっていましたが、そのおかげで今は自分の好きな仕事、やりたい事だけを選んで仕事をしています。
会社員では頑張ったからと言って、好きなことだけをやらせて貰えるようにはなりませんもんね。
営業でしたら常に数字を作らないといけないですし、技術職や管理系でも与えられた仕事をこなす必要がありますよね。
何よりも仕事を常に楽しんでできるのが最大の強みです
3、プライベートが充実する
私は会社員時代は土日休みでしたが、今は平日に遊びに行くこともできるので、料金が安かったり、移動や目的地が空いてたりと良いことばかりです。
仕事に振り回されないので、旅行などの計画も立てやすくなりました。
働く時間も自分で決めますし残業なんてありませんので、仕事のせいで予定が狂うこともありません
また休みの日に仕事の事を考える必要もないので、on-offの切り替えが100%できます。遊んでる最中に仕事のトラブルや問い合わせを受ける事もありません。
4、嫌な人と付き合わなくて良い
会社の組織で働いていると少ならからず苦手な人はいると思います。私も嫌いまではいかなくても苦手な人は何人かいました。
そう言った人とは付き合わなくて良いのです。クライアントとの付き合いはありますが、嫌な担当者に会った事はありません。
上司なのか部下なのかの差はありますが、人間関係でストレスを感じる時は会社内での人間関係が一番の原因です。
人間関係で悩まされる事がまったくなくなりました。
5、ストレスが軽減される
人によってストレスを感じる場面はそれぞれでしょうが、少なくとも仕事絡みでストレスを感じる人は多いと思います。
その仕事自体のストレスがなくなるので、人生のストレスが激減します。上司もいませんし、ノルマもないですし。
独立するともちろん責任はすべて自分が背負うことになりますが、会社にいても責任を背負わされる事はたくさんありますよね。
責任と言っても、自分の得意分野や自分のできる範囲の仕事をする上ではトラブルなどが起きる事はありませんので、常にクライアントに喜ばれる仕事ができます。
会社を辞めて独立して悪かった事
1、社会的信用がない
私は高い買い物はしませんが、独立するとローンを組めなかったり融資を受けらづらかったり、お金を集めるという点では圧倒的に不利です。
それと会社員時代は上場企業でしたしある程度の肩書きだったので、会社の名前と肩書きだけで仕事ができていた部分がありました。
会社員当時は自分の実力で仕事をしている自負がありましたが、それが間違っていた事が独立初期の頃に痛いほどよく分かりました。
どんなに仕事できるとしても会社も肩書きもないので、自分が何者で何ができるのかを証明しないと信頼されません。
2、将来の保証や国からの支援がない
今は個人で仕事を請け負っているので、突然仕事を切られたらすぐに給与が0円になります。将来的な安定感は会社員の方が高いと思います。
会社員だと普通に仕事をしていたらクビになる事はありませんからね。
有給などの福利厚生もありますし、労働保険に入れるので失業手当てや職業訓練なども受けられます。
労働基準法は労働者を守るために作られていますが、ここで言う労働者とは雇われてる人のことなので独立すると労働者ではなくなります。
このご時世、会社もいつ潰れるか分からないという考え方もありますが、会社が傾いたら転職すれば良いだけです。
安定を選ぶのであれば圧倒的に会社員の方が上です。
3、すべてを自分でやらないといけない。
独立すると自由な反面、仕事に関わるすべての事を自分でやらないといけません。
会社だと各分野に分かれて組織が作られていますが、独立したら当然一人なので、営業活動も情報収集も事務作業もすべて自分でやる事になります。
それこそ確定申告などの税金の計算や保険の手続きなどもそうです。
特に私は事務作業が苦手なので、面倒臭い作業が増えたと思っています。
しかし、世の中の仕組みや役所の動きなどを知る機会が増え、知見が広がるというメリットもあります。
知見が広がると騙されたり変な勧誘に引っ掛かる事もなくなります。
4、孤独感
会社員の時はチームで動いたり、喜びや達成感を分かちあったりする事も多く、それが仕事のやりがいとして楽しかったのですが、独立してからはそう言ったものはほぼなくなりました。
そういう意味では仕事は日々孤独との戦いでもあります。ずっと同じ環境で仕事をする仲間がいないわけですからね。
しかし、独立したからこそ出会えた人もいますし、人脈が広がったのは間違いありません。
5、彼女と別れた
超個人的な内容ですが、独立して同棲していた彼女と別れました。。
会社員時代はそれなりの地位と年収で仕事をしていたのですが、独立して0からのスタートになり、なんとなくギクシャクするようになりました。
彼女からしたらせっかく地位も年収も安定していて結婚を考えていた彼氏がいきなり会社を辞めて年収が0円になたのですから当然でしょうね。
でも独立だけが原因ではないですが、別れるキッカケにはなってると思います。
まとめ
独立すると同じ職種の人と一緒に仕事をする機会が増えて、たくさんの人と出会えます。
おかげさまで、その分野で自分がどれくらいのレベルなのかを知る事ができました。
私の場合は人事・教育系ですが、たぶん他の職種でも一緒だと思います。
そしてビックリする事に、
「こんな人がキャリアの相談乗れるの?」
という人も中にはいました。
それでも仕事を貰えてるので、独立ってどんな人でもできるんだな〜と思いました。
その反面、
「この人は何でも知ってるし性格も良いしすごい仕事ができるな〜」
と思える人にも出会えました。
40歳を過ぎて新しい友達ができるとは思っていませんでした。
やはり人との出会いは掛けがいのない財産ですので、それだけでも独立して良かったと思います。
仕事が安定すれば会社員よりも何倍もメリットがあるのが独立です。
独立して安定して仕事が取れるかどうか不安な人はこちらを参考にしてみてください。