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ビジネスマンが身につけておくべき知識②_貸借対照表(B/S)編

最近たまたまディズニーランドの料金を見かけました。私が最後に行った時の記憶では1Dayパスポートで5,000円くらいだと思いますが、今は8,000円を超えていてビックリです。

さて、話は変わりますが、私が新入社員の時に先輩から「ビジネスマンは数字に強くならないとダメだ」と教わりました。新しいアイデアを出しても売上や原価をしっかり計算できていないと利益が出るかどうか分かりませんからね。

営業の仕事では売上、総務や経理のような管理部門は経費を意識しやすいですが、どんな部署や職種であっても最終的な利益を意識しながら仕事をするからこそ実現可能性と説得力の高いアイデアが生まれるのです。

  • 社内で実施するのと外注するのとではどちらが時間とお金の効率が良いか?
  • どこまで経費を使えるのか?
  • 何%値引き可能か?
  • 今日の時点でいくら足りないか?

などなど、数字に関しての意識が瞬時に出てこなくてはいけません。

そして財務諸表も最低限、損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)とは読み取れるようにしておいた方がいいでしょう。上場企業はホームページに行けばすぐに見れますので、その企業の内情を理解した上で接触した方が話しの幅が広がります。

前回は損益計算書の記事を書きましたので、今回は貸借対照表についてお伝えしたいと思います。

参考:転職するにあたって身に付けておくべき知識_損益計算書(P/L)編

 

それでは貸借対照表を見てみましょう。

 

貸借対照表(B/S)の中身を把握しましょう

貸借対照表とは簡単い言うと、ある時点での企業の財政状態(資産)です。企業が所有する現金や建物、土地がどれだけあるかやどれだけ借金があるかを明らかにする財務諸表です。B/Sとは「Balance sheet」の略で、バランスとは残高という意味があるので、「資産の残高」「負債の残高」「最終的な残高(純資産)」を表す表だからバランスシートと言います。

たまに、左側(資産)の合計額と右側(負債+純資産)の合計額が同じ金額になり、「均衡」が取れているからバランスシートと呼んでいるという記事がありますが、それは間違いです。

【貸借対照表】

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(左側)資産=調達した資金の内訳

(右側)負債=銀行から借りた資金、純資産(資本)=株主から調達した資金

 

簡単に言うと、右側が資金の調達で左側が調達した資金の使いみちです。ですので、右の合計と左の合計は必ず一致します。最低限これだけでも覚えておけば大丈夫です。

 

資産

資産は会社が現在保有している財産で、現金・預金はもちろん、土地や建物、車やPCなども会社の資産として保有しています。資産は大きく分けて流動資産と固定資産に分かれます。

流動資産

現金や預金など短期間(1年以内)で現金化できるもの

固定資産

土地や建物など長期的に保有し使用する資産

 

負債

負債は簡単に言うと借金で、会社が現在保有しているマイナスの財産です。銀行からの融資はもちろん、商品を仕入れて未払いの代金なども負債に含まれます。負債も資産と同じように、大きく分けて流動負債と固定負債に分かれます。

流動負債

支払手形・買掛金・短期借入金・未払金・預り金など短期間(1年以内)で返済すべきもの

固定負債

長期借入金・社債・退職給付引当金など

 

純資産

純資産は株主から出資してもらった事業の元手やこれまでに出した利益の蓄積で、株主資本と株主外資本に分かれるのですが、「株主資本」だけ覚えておけば大丈夫です。「株主資本」は資本金、資本剰余金、利益剰余金に分かれます。

資本金

会社を設立した時などに株主から集めた資金等のうち、会社が資本金とした部分

資本剰余金

会社を設立した時などに株主から集めた資金等のうち、会社が資本金としなかった部分

利益剰余金

会社が設立されてから現在までの儲けから、税金や配当金を差し引いた利益の蓄積

「資本金」は過去集めた資金なので、資本金の額が大きいからと言って安定した企業ではありません。それよりも「利益剰余金」の額が大きければ大きい程、長期的に利益を上げている企業ということが分かります。

 

 

ディズニーランドは夢の国?

これらを踏まえて冒頭で出てきたディズニーランドの運営元であるオリエンタルランドはどうでしょう?

実に資産の70%近くが固定資産です。

これはどういうことかと言うと、 土地・建物で稼いでいるということです!貸借対照表だけ見たら、私にはお金の国に見えます笑

さすが夢の国ですね。値上げしても客足は減らないでしょう。夢の国ですから。。

ディズニーランドがさらに利益を出そうと思ったら簡単ですね。

土地を広げて新しいアトラクションを作ったら、入場者数が勝手に増えますからね。

よく「うちは無借金経営だから健全」とか「きれいな財務諸表」とか耳にすることがありますが、ディズニーランドみたいな所は今1000億の借金をしたとしてもそれが1500億になるのが分かっていたら借金した方が良いですね。

財務諸表を読み取るというのは、企業がどのような戦略を持っているか?を分析できるものなのです。

ただ単に数字を見て「儲かってますね〜」「事業の調子が良いですね〜」だけではなく、「御社はこういう戦略ですよね」という会話ができると1ランク上のビジネスマンになれるので、是非参考にしてください!

 

※参照:損益計算書はこちら

 

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