会社で出世したいけど何をすれば良いか悩んでる方はいませんか?
この記事では会社で出世するため必要な要素を解説していきます。
本記事の内容
- 会社で出世するためにするべきこと
- 出世するための道筋
- 出世する人の特徴
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、会社員時代に東証一部上場企業の中で最短で出世しグループ会社の代表取締役まで経験いたしました。これまで数々の出世した人たちの実績を元に解説していきます。
今の会社で働きながら収入を上げるには出世するしかありません。
転職が必ずしも収入UPに繋がるとも限りませんし、転職で失敗する人も存在するのは事実です。
副業で稼ぐという選択肢もありますが、副業も簡単ではありません。かなりの時間と労力を費やさなければ満足のいく収入を得られません。
収入をUPさせたい方で下記に該当する場合は、今の会社で頑張って出世しましょう!
- 本業以外で時間が取れない
- 会社以外の仕事をしたくない
- 今あるプライベートの時間を削りたくない
- 今の会社も一緒に働いてる人にも不満はない
- 転職する明確な理由がない
ちなみに出世すると、収入UP以外にもこんなメリットがあります。
- 仕事のやりがいがどんどん上がる
- 仕事ができる人間になりキャパが広がる
- 人脈の質が変わる
- 人間力が上がり人としての魅力が増す
- 転職に有利
出世する事で収入UP以外にも様々なメリットがあります。
役職が上がると責任は重くなりますが良い事だらけです。
もし偉くなったせいでストレスが増して辛い状況になったら会社を辞めれば良いだけです。
そして転職するなら少しでも出世していた方が有利です。
深く考えずに会社で働いてるうちはとにかく1つでも上を目指しましょう!!
会社で出世するためには何をするべきか
どこを狙っているのかを明確にする
まずは、いつまでにどこのポジションを目標にするのかを明確にしてください。
新入社員が1年後に部長を目指すのは不可能です。今の状況と自分がイメージできるポジションを想定し、1つ上に上がる段階から達成期限を設定しましょう。
★まずは2年後に主任、4年後に係長など
ちなみに昇進と昇格の違いは
【昇進】
今よりも地位が上がる事です。係長から課長へ。課長から部長へ。
役職が変わり地位が上がるのが昇進です。
【昇格】
今よりも等級が上がる事です。職務等級制度を導入してる会社は多いですが、人事制度は会社によって様々です。
一般的には、例えば同じ係長でも1〜10までの等級があり、各段階にクリアすべき項目が割り当てられていて社内試験や実績、面接などでクリアしたら1段回上がるのが昇格です。
同じ役職でも段階が上の方が給与が高くなる制度です。
ちなみに昇給は全体的に給与が上がったりすることです。
どの道を目指していくのかを決める
私は営業部門も管理部門も長く見てきましたが、職種に限らず2通りの道が存在します。
自分の仕事に特化する人
営業であれば個人の営業スキルが高く、とにかく自分の成績を追求するタイプ。
技術者や管理部門であればその分野の専門知識を高め、外部でも通用する高いレベルを追求する人たちです。
どちらもスペシャリストとして、その専門領域で高みを目指す人です。
組織として頑張る人
「会社や属してる組織にとって何が一番良いのか?」、「従業員の働きやすい環境はどれか?」など、組織全体を見ながら仕事をするタイプ。
専門職に比べて知識は深くないが、知見が広くマネジメントに長けた人たちです。
いわゆるゼネラリストとして、全体をまとめるポジションを目指す人です。
スペシャリストとゼネラリストはどちらが出世しやすいのか
上記でスペシャリストとゼネラリストの2通りの道を紹介しましたが、どちらが出世しやすいのかの正解はありません。
なぜなら業種や企業文化などによって変わるからです。
例えば、
「管理職は全体をまとめられる人じゃないとダメでしょ」
という意見を言う人がいますが、その管理職が圧倒的な技術を持っていて部下に信頼されていたら人は付いてきます。細かいマネジメントはその部署のナンバー2がやれば良いのです。
逆にマネジメント力が高い人は、
「マネジメントのスペシャリスト」
と呼ばれることもあります。
上のクラスにゼネラリストが多かったのは一昔前で、これだけITが進んでる現代ではトップがスペシャリストの会社は山ほどあります。
事業にスピード感を出すにはスペシャリストもゼネラリストも両方必要なのです。
ポイント
- 知識や技術がないと時代のスピードに付いていけない
- 組織をうまくコントロールできないと仕事のスピードが上がらない
結論
自分はこの会社でどういった道を進めば良いのだろう?と悩んでる方へ、会社で出世するためには何をするべきかをまとめておきます。
まとめ
- 目指すべきポジション(役職や地位)のスケジュールを決める
- スペシャリストとゼネラリストはどちらでも良い
- 自分の長所を自覚する
- 自分の得意分野で勝負する
悩んだところで結局は、自分のやりたい事や得意分野で勝負する以外ありません。
周囲の声や情報に左右されず、あなたが一番力を発揮できる分野で勝負しましょう!
そして出世する人は、スペシャリストやゼネラリストだとか、仕事ができるできないとかも大切ですが一番必要な条件は、
上層部が会社にいてほしいと思う人
です!
出世する人の特徴
私がこれまで見てきた出世する人の共通点を上げてみます。
1、出世意欲が高い
大前提で、出世する人は出世したいと強く思っています。当たり前のようですが、この意志の強さが行動力となって現れていくのです。
その結果、その瞬間瞬間に、
「何をすれば良いのか?」
「どの選択肢がベストなのか?」
何が会社と自分にとって一番良い行動なのかを常に考えることができる人です。
2、自分の考えより先に会社としての考えで行動する
考えやアイデアが自分本意ではなく、常に自分の会社の特色に沿っている事です。
企業文化や事業方針を深く理解し、
「自分だったらこうする」ではなく、
「うちの会社だったらこうするべき!」
という考え方が真っ先に来る人です。
もしあなたの会社に、「企業理念」や「行動指針」がない場合は、それを作成するように提案しましょう!
それだけでも出世に一歩近づきます。
3、柔軟性がある
「仕事は固く頭は柔らかく」という言葉がありますが、出世する人は固定観念に捉われません。
これは吸収力や素直さ、視野の広さがあるとも言い変えられます。
社内や社外、相手の地位が低かろうが歳が若かろうが、良いと思った意見はすぐに取り入れる柔軟性を持っています。
そういった人は周囲も意見を言いやすいので自然と人が集まるという特徴もあります。
4、ワガママ
ワガママと聞くと聞こえは悪いですが、人を引っ張ったり、自分の意見を貫き通したり、人の上に立つ人は強引さも必要になります。
すぐに人の意見に流されたり自信がなくてオドオドしていたら人の上には立てません。
間違った意見や理不尽な言動をするワガママとは違います。
自分のやりたいように振る舞うのではなく、あくまでも会社や従業員のためにワガママを通すと言うことです。
出世する人は少なくとも、志を高く持ち自分の信念を持ってる人です。
5、問題解決能力が高い
これは実績にも該当しますが、出世する人は問題解決能力が高い、というか必要です。
売上、経費、利益、従業員、モチベーション、クレーム、方向性・・・
会社は常に「人・物・金・情報」のどれかで問題を抱えています。
どんな分野であっても、問題を解決してくれる人は当然出世していきます。
6、カッコつけ
スカしてるとか、そういう印象が悪い意味ではありません。出世する人は自分の言動を、
「カッコ良いか、カッコ悪いか」
で決める事が多いです。
他人からカッコ良く見られたいという解釈でも良いのですが、「イジメがカッコ悪い」とか「陰口を言うのがカッコ悪い」とか思うように、出世する人は客観的にも主観的にも「人としてカッコ悪い」と思う言動はしない人です。
7、常に勉強している
出世する人は現状に満足せずに常に新しい知識を取り入れたり、知見を広げたりしながら、自らスキルアップを図っています。
あなたの得意分野や極めたい分野を見つけたら、資格を取る事も出世の近道です!
まとめ
冒頭でもお伝えした通り、会社で出世する事は収入UP以外にも様々なメリットがあります。
そして何度も言いますが、会社の方針に合わなければ転職すれば良いだけですので、まずは出世を目指してください。出世を目指した頑張りがその先の人生に必ずプラスになります(会社に残ろうが転職しようが独立を選ぼうが)。
あなたの会社の企業文化を理解し、自分に合っている会社であれば頑張ってみましょう。
私が独立したのは39歳なので20代、30代前半の方はまだまだ余裕があります。
ちなみに上が詰まっていて昇進が難しいという環境の方もいるかもしれませんが、それは会社の状況次第です。
会社の状況はすぐに変化しますし、あなた次第で変えることも可能です。
そのせいで転職するのはリスクの方が大きいので、一度一番信頼できる上司に相談しましょう!
そして、
「会社が好きでもっと貢献したいけど、これ以上昇進できる可能性がないのであれば転職も考えてます」
とはっきり言いましょう。
会社が好きだけど、もっと高みを目指したいというポジティブでアグレッシブな印象を与えるように伝えてください。
それだけで変わる事もあります。
なぜならば、さきほどもお伝えした通り、
会社で出世する人は、上層部が会社にいてほしいと思う人
だからです。