私はこれまで仕事をしてきて、上司からも部下からも下記のような事を言われ続けてきました。
上司「お前はいつもポジティブで悩みがなさそうだな」、「良いよなー、ストレスなさそうで」
部下「○○さんは、苦手な人とかいないから良いですよね」、「誰とでもすぐ仲良くなれるから良いですよね」
・・・・
こんな時は、いつも心の中で思っていました。
「そんあわけあるかーーーーー!」
っと。
みなさんも仕事上のストレスはいろいろあるでしょうが、私の経験上そのほとんどが「人間関係」に起因しています。周囲の印象が上記のような私でさえも、人間関係が一番のストレス要因です。「一番気を使ってるのは人間関係」と伝えても誰も信じてくれないでしょうけど(笑)。
どんなに大変でプレッシャーのかかる仕事でも、一緒にいるメンバーが信頼できて心強い存在だったら「ツラい仕事でもやりがい」に変わります。逆に何でもない事でも、「嫌だなー」とか「面倒だなー」とか思う要因は、その仕事に関わってる人で決まります。
上司・部下、先輩・後輩、同僚、取引先、男女関係、、、
とにかく人との関わりがストレスをもたらす要因なのは間違いありません。
統計的に、他人が10人集まったら必ず1人は合わない人がいると言われています。たしかに私は7才からずっとサッカーをやってますが、スタメン11人全員と気が合ってプライベートでも遊ぶ仲間になったことはありません。同年代の小さいコミュニティでもそうなのに、社会人になって年齢も経験もバラバラで様々な人と仕事をする環境で、全員と意気投合するなんてあり得ません。
どんなにツライ仕事でも一緒に責任を背負ってくれる人や、大好きな人と一緒に仕事する分には身体的な疲れはあっても精神的なストレスはありません。むしろ充実した時間を過ごせるでしょう。
人間関係の構築が、いかに仕事の能率を上げるかはみなさんもお分かりですよね。
なぜ人間関係で上手くいかないのか?
良好な人間関係の作り方はその辺のビジネス本などでもたくさん出ていますね。しかし、はたして実戦で使えるでしょうか?
残念ながらそのような本を見ても参考程度にはなるでしょうが、 それだけでは改善されません。ではなぜ上手くいかないのでしょうか?
それは、人としての根本の問題だからです。
人はそもそも嫌いな人や苦手な人とわざわざ仲良くしようとは思わないのです。これが根底にある以上、人との関わり方を学んだところで、我慢して接しているだけなので、ストレスはなくなりません。
人間関係の良好な作り方は、人との関わり方・テクニックではなく、まずは感情のコントロールが先です。 ※テクニック関連はこのブログ内でたくさん紹介していきます
- 会社でどういう仕事がしたいのか?
- どこのポジションにつきたいのか?
- そもそもなんでこの会社で働いてるのか?
- 今一番大切なことは何か?
- 人生のベストな方向性は何なのか?
様々な角度から自問自答を繰り返しましょう。「嫌い」、「やりたくない」、という感情だけで行動すると、後々余計なパワーを使わないといけない時がきます。ここは冷静に客観的に物事を判断していくのです。我慢ではなく、セルフコントロールです。簡単に言うと、「我慢」は耐えるだけですが、「セルフコントロール」は目的・目標を達成するための手段です。
一見難しいように感じるかもしれませんが、このブログを読んでいただいてる方には必ずできます!少しずつでも良いので、まずは自分の改善を行っていきましょう。
ちなみに余談ですが、ベンチャー企業でありがちな、若くして偉い立場になりそのまま歳をとった幹部で、仕事は部下に任せて監督業に徹している経営者は自身の経験がストップしたまま成長が止まります。
社内だけではなく外との人間関係を作れない幹部・マネージャーが多い会社は、いずれ衰退していくでしょう。