コロナになってから各企業の面接がオンラインへ移行しました。企業の話を聞く限りでは概ね問題なく実施できてるようです。
この先コロナが落ち着いてきたとしても、最終面接や役員面接などは対面で実施するとしても、1次選考はリモートでの面接を継続する予定の企業も多いようです。
リモート面接が不安な方や、やってても手応えがない方はいませんか?
私自身もリモートでの面接官を1000人以上実施しましたので、その経験と周囲の話を元に、リモート面接での注意点やコツをお伝えしたいと思います。
本記事の内容
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事前準備
- リモート面接のコツ
- まとめ
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、会社員時代から新卒・中途の面接官を担当し、独立した今でも年間1000人以上の新卒・中途の面接を様々な業種の企業様で実施しています。
今後リモートでの面接を控えてる方はこの記事を参考にしていただき、少しでも合格率を上げていただければ幸いです。
事前準備(環境や服装など)について
リモート面接は事前準備が最も重要です。実際の面接以外でマイナス査定されるのはもったいないので、しっかり準備しておきましょう!
場所
基本的に室内で静かな所であればどこでも大丈夫です。中途採用の面接は仕事しながら転職活動している人も多く、時間調整が難しい場合などは車の中で実施したケースもあります。そういった場合は、先方に事前に許可を取った上で実施しましょう。
新卒の面接は家や学校で行いましょう。
ポイント
なるべく騒音がない静かな所
- 家(学生は学校も可)
- レンタル会議室
- 完全個室のネットカフェ など
端末について
ほとんどの企業がリモート面接を実施する際はZOOMを活用していますが、スマートフォンではなく、PCで実施することをお勧めします。画面共有して説明を受ける際には小さくて見づらいですし、相手の顔も見づらいです。
PCの調子が悪いときにスマホに切り替えるなど、スマホやタブレットは予備として置いておきましょう。
カメラとマイク
カメラ内蔵のノートPCなどはそのまま使用して問題ないです。カメラなしのPCは別売りのPC用カメラを用意しましょう。安いもので大丈夫です。
音声に関してはなるべくマイク付きのイヤホンを使用しましょう。PC内蔵のマイクを直接使用して会話すると周囲の雑音も拾いやすくなります。
ポイント
カメラと音声は事前に必ずチェックしておきましょう。知り合いや家族に協力者がいなければ、自分のPCと携帯などを使って、端末2台でZOOMでやりとりをしてみましょう!
照明
PC用ライトやスタンド型でも良いので、ライトを自分の顔を照らすように活用しましょう。スマホのスタドがあればスマホのライトでも構いません。
画面に映ってる顔が暗いと表情が見えにくいので、マイナスになる事はあってもプラスには絶対になりません。なるべく明るい顔を画面に出しましょう。
時間(何分前に入るか)
遅くても5分前には入室(ZOOMのURLにアクセス)しておきましょう。
名前の表記と画像について
ZOOMなどの名前の表記はフルネームで漢字表記+(フリガナ)にしておきましょう。
例:田中 太郎(タナカ タロウ)
たまにローマ字やニックネームなどになってる人がいますが、その時点で準備不足だと思われます。
また、変な画像を使ってる人は削除しておきましょう。
服装
特に指定がない時はスーツが無難でしょう。家で実施するからといって普段着ではなくキチッとした服装で挑みましょう。
また、上半身しか見えないからといって下をおろしかにしてはいけません。
以前も面接中に、
「逆光で見えづらいので後ろのカーテンを閉めてもらって良いですか?」と頼んだ際、その人は立ち上がった時に下が短パンでした。。
何があるかわからないので、靴下まで履いておきましょう。
実際の面接のコツ
目線
カメラを見ながら話すのがベストですが、相手の顔を見ながらでないと話しづらい人は画面の相手の顔を見ながら話しても問題ありません。大切なのは目線をあっちこっちに動かしたりキョロキョロしない事です。
あいづちについて
相手が話してる最中はいちいちあいづちを打たなくて大丈夫です。ZOOMの会話ですべてにあいづちを打たれると逆に会話しづらいからです。あいづちの代わりに首を縦に振って、話を聞いてる態度を示しましょう!
話を聞いているリアクションは取らないと、「話を聞いてない」や「画面が固まってるのかな」と面接官が心配します。
カンペは100%バレます
自己PRや志望動機などを発言する時にカンペを読んでる人がいますが、100%バレます。私もやっていてそうですが、周りの面接官全員が不快感を持っています。カンペを読んだら不合格とまでは言いませんが、確実にマイナスポイントなので止めましょう。そもそも対面の面接ならメモを見ながら受け答えするなどあり得ない事ですから。
まとめ
リモートでの面接はしっかりとして通信環境を確保する事が最も重要な事です。あとは面接がスタートしたら、普通に対面で面接しているイメージをしながら実施してください。