一昔前は転職に対してのイメージが良くない時代もありましたが、現在では終身雇用や年功序列も崩壊し、副業OKな企業も増えて働き方も多様化しています。学生の中には就職活動の時点で、将来の転職を見据えて企業選定をしている学生も増えています。それくらい、現在では転職するのは当たり前の時代になりました。
一方で、働き方の選択肢が広がる中で、失敗しない転職活動もより重要になってきました。表立って記載されませんが、裏ルールとして「転職は3回まで」などの基準を設けている企業もまだまだたくさんあります。
社会人にとって仕事は生活に直結することですので、しっかりとした準備と心構えで転職活動をしましょう!
本記事の内容
- 登録すべき転職エージェント3選
- 転職サイトと転職エージェントの違い
- 転職のタイミングや注意点
転職したい人はもちろん、転職を考えてる人(検討中)、同業他社が気になる人などすぐに転職先を探してない人も対象です
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、会社員時代から新卒・中途の面接官や人材教育を担当し、独立した今では面接官の他に、年間300人の転職相談を受けています。実際に転職エージェントでも仕事をした経験を踏まえて、どこに登録すれば良いのかをシンプルにお伝えします。
それでは早速見ていきましょう!
おすすめ転職エージェント3選
結論から言うと、下記の3社に登録しておけば間違い無いです。離職中の人や今すぐ転職したい人、すぐじゃなくても転職を考えてる人は、まずはエージェントに登録しましょう。
おすすめ転職エージェント
圧倒的な求人数と実績!転職活動するならリクルートエージェントの登録は必須です。ほとんどの業界・業種、地域を網羅しているので、各業界の市場動向も把握できます。私も働いていた事がありますが、リクルート エージェントは分業制です。求職者担当のアドバイザーと企業とやりとりする担当が分かれていて、それぞれが集中して業務を行えて、両者の連携もしっかりしているので、希望の転職までスムーズにサポートしてくれます。
運営会社のパーソルキャリアは、人材関連サービスの大手として求人企業と広く繋がりを持っている企業です。転職サイトと転職エージェントが一体化しているサービスでとても使いやすいです。求人数も業界最大手のリクルートエージェントに次ぐ2番目の求人数を誇っています。非公開求人割合は80~90%で、キャリアアドバイザーが業界別または職種別で担当分けされているため、自分の希望職種に合ったアドバイザーが付きやすいです。
新しいタイプの会員制ハイクラス求人・転職サイトです。人気の求人やお勧めの求人を会員様だけに公開。ハイクラスのビジネスパーソンと人材を探す企業をマッチングするのを得意としています。また、ビズリーチではコンサルタントを自分で選ぶことが可能なため、信頼できる優秀なコンサルタントと転職活動を進めることが出来ます。
まずは行動しましょう!
先ほどもお伝えしましたが、今すぐ転職を考えていなくてもまずは上記のエージェントに登録しましょう!下記が登録するメリットです。
【すぐに転職は考えてないが今の会社には不満がある人】
- 気になる会社や同業他社の社内体制や給与条件などを知ることができる
- 自分は何を優先にしたいのか、本質は何で悩んでいるのかを自己分析ができる
- 会社に残るべきか転職するべきかの理由を明確化できる
【転職先を探してる人】
- 自分の希望を伝えた上でその条件に合った企業を紹介してくれる
- 履歴書・職務経歴書を添削してくれる
- 面接対策や面接レクチャーをしてくれる
- エージェントが企業へ推薦してくれるので書類選考の通過率が高い
- 応募から面接設定など、入社までの企業のやり取りをすべて代行してくれる
悩んだり考えたりしても前に進まない一番の原因は、決断するための情報が足りないからです。企業情報は表立って求人を出していない企業がたくさんあるので、エージェントに登録して初めて知ることができます。登録したからと言って、必ず転職する必要はないので情報収集のためにもまずはエージェントに登録しましょう!
転職サイトと転職エージェントについて
どちらを活用すれば良いの?
結論から言うと、転職サイトとエージェントは併用して活用しましょう。
転職サイトは、求人案件をWEBや雑誌媒体で自分で探して直接企業に応募するものです(リクナビNEXTやタウンワークなど)。
一方、転職エージェントはアドバイザーが付き、無料で相談に乗ってくれて、その人に合った求人案件を探してくれます。また応募から面接設定、年収交渉なども含めて代わりに行ってくれたりするので、まずは転職エージェントへの登録は必須事項です。
転職サイトについて
前項を見ると一見、転職エージェントだけ登録すれば後はアドバイザーが探してくれるので、転職サイトを活用する必要はなさそうに見えますが、転職サイトにしかない求人案件も多数存在します。
これは求人を出す企業側が、転職サイトに求人広告を出し、転職エージェントを活用しないケースがあるからです。単純に求人広告を出すだけであれば期間や媒体にもよりますが、5万円~30万円で一定期間の広告が出せます。
それに比べて転職エージェントを活用する場合は、最初に費用は掛かりませんが採用した場合に、相場として年収×30%をエージェント会社に支払うことになります。仮に年収500万円の人材を採用したら150万円の費用が掛かることになります。
ですので、ある程度実績や知名度がある企業や、大量採用したい企業などはエージェントを使わずに、求人広告だけを出すケースがあります。
転職サイトを利用する場合は、「リクナビNEXT一択」 で大丈夫です。
なぜなら、圧倒的な求人数と簡単に自己分析ができるので、あなたに合った転職先を探しやすいからです。
18タイプから5つの診断をしてくれます。
転職エージェントについて
転職サイトへ広告出稿をしていない企業はすべて転職エージェントを活用しています。求人広告を出していないという事は非公開の求人という事です。
転職エージェントでは非公開の求人が数多く存在するため、転職を成功させるためには必ず転職エージェントに登録しましょう。
転職エージェントへの登録にあたり、下記の2点は必ず行ってください。
ポイント
- 経歴や現状、希望などの情報は可能な限り詳細を記載する
- アドバイザーとの面談では丁寧に、かつ、正直に今の心情を相談する
1は書き方などが分からなければアドバイザーが教えてくれますので、最初から完璧出なくても大丈夫です。特に2を意識してください。
転職エージェント・人材紹介会社は、求職者を企業に紹介して入社しないと企業からお金が貰えません。
ですので、転職の見込みが薄い求職者に時間を掛けれません。転職の見込みが薄いというのは、転職時期が遅いや経歴、その人の能力などではありません。
ズバリ、
「愛想が悪く、時間にルーズで自分の思いを正直に話してくれない人」
です!
アドバイザーは、求職者の面談を通して、企業への推薦文などを作成します。対応が丁寧で正直に相談してくれる求職者に対しては、その人に合った求人案件を一生懸命探してくれますし、書類選考を通過できるように、企業に働きかけてくれます。
転職のタイミングや注意点
たまに会社へ退職の意志を伝えてから転職活動をする人がいますが、そんな律儀な行動を取る必要はありません。止むを得ない事情がない限り、転職先が決まってから退職の意思を伝えましょう。
退職・転職のタイミング
退職の意思を伝えてから転職活動するのをお勧めしないのは、単純に転職先が決まるまでに平均3ヶ月は掛かるからです。
もちろん1社受けてそこで決定して早期決着する人もいますが、そちらのケースの方が圧倒的に少ないです。また忙しくて面接に行く時間が取れないからという理由で退職してから転職活動する人もいますが、そういう人もエージェントに登録して企業を紹介してもらいましょう。
今は夜や土日でもリモートで面接してくれる企業が多いです。実際に私がクライアント企業の中途の1次面接を行う時に、忙しい応募者は「完全個室のネットカフェ」や「カラオケBOX」、「車の中」から面接する応募者もいました。
面接するこちらサイドも応募者の事情を聞けば理解できるので、それでマイナスになることはありません。転職活動はこの先の将来を左右する大事に活動なので、是非、今の会社のことよりも先を見据えて行動してください。会社は守ってくれませんので。
退職の申し出は一般的な会社は1ヶ月前と就業規則で定めているので、1ヶ月前に申し出れば大丈夫です(不安な方は会社の就業規則を確認してみてください)。
あなたの立場によっては「1ヶ月では引継ぎでない」、「繁忙期で1ヶ月後は難しい」というケースもあると思いますので、あなたの判断で2ヶ月後や3ヶ月後に退職するのは問題ないです。しかし、どうしても退職したいのに会社側が認めてくれない時はそれに従う必要はないので、是非ご相談ください。
転職活動にあたっての注意点
前述の通り、転職活動は今の会社に就業中に行うのは当たり前なので、そこを気にする必要はありません。
また転職エージェントに登録しても、あなたが登録したという情報は会社にはバレないので安心してください。特にこちらで紹介した転職エージェント3社はセキュリティが半端なく厳しく、二重三重と個人情報をロックしてあるので大丈です。
注意点は下記の2点です。
- 会社のアドレスで登録しない
- 会社のPCで転職サイトや転職情報をチェックしない
理由は、転職活動はプライベートな活動なので、会社の仕事で使うアドレスを私用で使うとトラブルの元になるからです。
また、PCの閲覧については(これはアドレスにも言えることですが)、会社のシステムで常にチェックできるようにしてる場合があるからです。事実、私が前にいた会社は、私の部署でグループ各社のすべての従業員のPC閲覧をチェックできるようになっていました。
当然、何百人もチェックできませんが、「転職」「退職」などのワードで検索した時に、アラートがなるようにキーワード設定をしていました。今では簡単なシステムで予めPCに設定しておけるので気をつけましょう。
まとめ
転職エージェントへの登録は必須ですが、各社・各サービスをネットで検索したら良い口コミと悪口コミが出てくるでしょう。
でもそれは当たり前なのです。なぜなら人それぞれによって、エージェントとの相性の良し悪しやその時の運・不運、求人紹介の多い少ないなどが発生するからです。
でもそれが発生する要因はエージェンが悪いのではなく、すべてタイミングなのです。
だからこそ複数のエージェントに登録し、そこから一番自分に合ったエージェントを見極めていきましょう!