仕事をしていたらどんな人でも少なからずストレスはあるものです。
それが大きいか小さいか、我慢できるかできないか、の違いがあるだけです。
「毎日仕事のストレスを感じている」
「仕事のストレスで会社に行きたくない」
そんなストレスを抱えてる方はいませんか?
この記事では仕事のストレスと成長、ストレスの乗り越え方について解説していきます。
本記事の内容
- 成長するためにはストレスが当たり前な理由
- ストレスがなぜチャンスなのか
- ストレス反応のメカニズム
- まとめ
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、会社員時代に東証一部上場企業の中で最短で出世しグループ会社の代表取締役まで経験いたしました。これまで数々の出世した人たちの実績を元に解説していきます。
仕事のストレスは成長するチャンスです!
今ストレスを抱えてる方、今よりも成長したい方は是非最後までお読みください!
1、成長するためには仕事でストレスがあるのは当たり前
筋トレを例に見てみましょう。
①筋肉に負荷がかかる → ②筋肉痛になる → ③超回復をする → ④筋トレ前よりも筋肉がつく → ⑤より重い物が持てる
仕事も一緒です。
①ストレス(負荷)がかかる → ②悩み・考え・精神的に苦しさを感じる → ③乗り越える → ④ストレス耐性が強化される → ⑤ストレス前よりも仕事ができるようになる
例えば入社したての新入社員が抱えるストレスは、入社3年目の先輩社員から見たら何のストレスにも感じられません。それは乗り越えて成長したからです。
その当時は思い悩んだ事だったとしても、今となっては、
「あー、そんな事もあったなぁ」
くらいの感じです。
仕事をしていて、何のストレスもない環境で成長する事はできません。
上記を見て、
「それは分かったけど、(③乗り越える)というのがツライから悩んでるんだよ」
と思った方はいるかもしれません。
次の項目から順番に解説していきます。
2、ストレスがなぜチャンスなのか
ストレスがチャンスという理由は、結論から言うと下記2点です。
1、ストレスの先は「成長」だから
これは前項で解説した通りです。
ストレスがかかっている時は、次のステップに上がれるタイミングが来たということです。経験値を稼ぐ事によって、仕事力や人間力など、あなた自身のレベルが一段階上がるということです。
2、環境を変えるための合図だから
様々な状況を鑑みて、現実としてそのストレスを乗り越えたり回避することができない場合、それは環境を変えるための合図です。
仕事なら独立や転職といった選択肢があります。
会社を辞める事は何も悪い事ではありません。これこそ当たり前の出来事です。仕事においてはまず「自分の成長」を最優先に考えてください。
自分が成長できると思ったらストレスは乗り越えられますし、むしろストレスと感じずにチャンスと捉えることができます。
そう思えない場合は、環境を変えるチャンスということです。
いずれにしても「チャンス」に変わりはないですが、
そのためには、しっかりとストレス反応のメカニズムを理解する必要があります。
次の項目から詳しく解説していきます。
3、人はどのような時にストレス反応を起こすのか
仕事をしていく中で、人それぞれに環境が与えられています。
そしてこの環境条件の中にストレス要因が発生し、それに対応するための手段が必要になるわけです。
ストレス要因がその人の能力を越えた場合、あるいは最大限に達した場合にストレス反応を起こします。
しかしストレスがそのまま直接心に病をもたらしたり、その仕事が自分に合ってないわけではありません。
ストレスには個人差があります。
同じ出来事や環境の変化が、ある人にはストレスとなり、ある人にはやる気を起こす要因になることもあります。
ストレス要因をしっかり分析して対応できるかどうかを判断していきましょう。
次にストレス反応が起きる流れを解説していきます。
4、ストレス反応が起きる流れ
ストレス反応が起きるまでの流れを理解しておきましょう。
①職場環境で何らかのストレス要因が発生
↓
②このストレス要因に経済状況や家庭環境などの外的条件が加わりストレス要因の内容や大きさが確定
↓
③自分の能力や価値観などを考慮し、ストレス状況を評価・分析
↓
④評価に基づいてストレスに対処するべき行動を決めて実行する
↓
⑤行動した結果、適応できなかった場合はストレス反応が起こる
これらを詳しく解説していきます。
①ストレス要因
まず、職場には大きく分けて下記3つの環境があります。これらの中でストレス要因が発生します。
●人事・労務管理場の処遇
- 採用・配置
- 異動・昇進・昇格
- 教育訓練
- 人間関係
- 退職・出向・転籍
●職務
- 仕事そのもの
●職場環境
- 賃金
- 労働時間
- 安全・衛生
- 福利厚生
- 労使関係
②外部要因
①の環境に加えて、下記の外的条件によってストレス要因の内容や程度の大きさが規定されます。
●社会・経済環境
- 人口の高齢化
- 技術関心の進展
- サービス化・ソフト化
- 国際化、構造変化
- 勤労者意識の多様化
●家庭環境
●地域環境
③個人特性
①②で確定したストレス要因がすぐにストレス反応になるわけではありません。
あなたがその状況に対してどのような評価・判断をするかで、対処するべき行動が決まります。
その評価基準が下記の個人特性です。
●心理的特性
- 能力
- 適正
- 性格・興味
- パーソナリティ
- 態度
- 価値観・職業観など
●社会・経済的特性
- 性別・年齢
- 学歴
- 職業歴・キャリア
- 職位・階級など
④対処するための行動をする
③の評価した結果に基づいて、ストレス要因に対処するための行動を取らないといけません。
ストレス要因に対処するたの行動を左右するものは、下記の3つです。
- 行動するために必要な資源
- コントロールの可能性
- ストレス耐性
⑤行動した結果
④で適応できた場合は、成長に繋がります。
「ストレスはチャンス」の
1、ストレスの先は「成長」だからに対応。
④で適応できなかった場合は、心身の不健康や職場不適応として終結することになります。
「ストレスはチャンス」の
2、環境を変えるための合図だからに対応。
まとめ
仕事をしていてストレスが0の人はいません。
しかしそのストレスの捉え方ですべての行動が決まります。
今後の成長に繋がるストレスは戦えば良いですし、
パワハラ・セクハラなど業務外の自分では解決できないストレスからは逃げれば良いのです。
※参照:おすすめ転職エージェント3選 プロのキャリアコンサルタントが教えます
どちらにしても次のステップへ動き出すためのチャンスと捉えてストレスと向き合いましょう!