会社の中で本当にやりたい事が出来てる人はどれくらいいるでしょうか?
普通の会社員ならば仕事は遊びではないので、自分の好きな事だけやって生活してる人はいないでしょうね。
それをやりたかったら独立するしかないですよね。でも自分で選んだ会社なので、少なからずその会社でやりたい事があったはずです。それが具体的でも漠然とした内容でも。楽そしうとか自分に向いてそうとか。。
しかし現実はそんなに簡単ではありません。
希望してない部署に異動させられて、仕事のやる気をなくしてる方はいませんか?
この記事では、納得いかない部署異動についての解決策をお伝えしていきます。
本記事の内容
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希望しない部署に異動させられた時の対処法
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希望の部署異動の仕方
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希望の部署へ異動するのが難しい人の対処法
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、営業会社から社会人のキャリアをスタートし、BtoC,BtoBの様々な新規・既存営業(有形・無形問わず)を経験し、東証一部上場企業のグループ会社の代表をしておりました。現在はキャリアコンサルタントとして様々な業種のキャリア相談を受けています。
異動先での立ち振る舞いや、自分のやりたい仕事をしたい方は是非最後まで読んでください!
希望しない部署に異動させられた時の対処法
もしあたなが部署異動を命じられてやる気を失ってるとしたら、それは、「自分のために会社がある」と思っていませんか?
まず前提として、会社が従業員に求めてる事は1つしかありません。
それは、「貢献」です。
貢献があるから会社は従業員に給与を支払えるのです。
決して意地悪や嫌がらせで社員を部署異動させる事はありません。もしそんな会社だったらすぐに転職してください。
会社があなたを部署異動させる理由は、
- 今の部署よりもあなたの特性を活かせる可能性がある
- その部署が人手不足で、あなたならやってくれるから
- 将来を見据えて他の経験も積んでほしいから
- 今の部署にいても成長が見込めないから
などなどです。
いかがでしょうか?
上記のようにあなたが部署異動を命じられた時には少なくとも、「期待が込められている」という事を頭に入れておいて下さい。
ポイント
部署異動には必ず理由がありますが、下記の2点は必ず頭に入れておきましょう。
- あなたに期待しているから部署異動をさせるということ
- 部署移動させられる原因はあなたにもあるということ
部署異動した時は、「将来のために経験値を上げられる!」、「成長できるチャンス!」と前向きに捉えて頑張りましょう!
どうしても納得がいかない場合は、部署異動の明確な理由をしっかり上司に聞きましょう。
部署異動したい人へ
組織や仕事内容は会社が決める事なので、100%自分の希望を叶えるには、その適性をアピールする必要があります。
ただ単に待っていてもチャンスは訪れません。
では、自分がやりたい仕事をする環境に異動するためにはどうしたら良いでしょうか?
自分の適性を見てもらう機会をつくる
そもそも自分の事を上司に真剣に考えてもらわないといけません。その為には、今与えられてる仕事に一生懸命取り組む事です。これは、結果を出すとかの話しではありません。どんな仕事でもとにかく”前向きに取り組む”という姿勢が大切です。
「自分のやりたくない事や興味ない事はやらない」と言う人に仕事は任せられません。当然、やりたい事だけやらせてあげようなんて上司は思いませんよね。
これは適性の前に、人間の持つ感情の部分が大きく関わってきます。
「あー、こいつは苦手な事や嫌な事でも一生懸命取り組む奴なんだな」
と思って貰う事が必要なのです。そうすると上の人は、
「こんなに頑張れる奴だから、なんとかこいつを活かす仕事がないかな〜」
と、ここで初めて”適性”を意識します。まぁ、一生懸命頑張ったら良い結果が出る可能性は高いですけど。その場合、逆に重宝されて異動させたくないと思われますが、その時点でイニシアチブを取ってますから自分次第で何とでもなるでしょう。逆に不満気に仕事していると、
「こいつはやる気ないな。例え自分の得意分野に行っても、何かあったらすぐやる気なくす奴だな」と思われてしまいます。
要は信頼関係を作るという事です。
アピールするべき上司を見極める
直属の上司がちゃんと見てくれる人なら良いですが、どうしようもない上司で信頼できないパターンもあるでしょう。そんな時は社内で発言力があって、客観的に物事を捉えられる上司と仲良くなりましょう。部長以上、できれば役員クラスが良いですね。
仲良くなるのは簡単です。飲みに誘えば良いだけです。例え面識がなくても大丈夫です。部下に誘われて嫌な上司はいません。ましてや役員クラスが自分の知らない社員から誘われたら、迷惑どころか逆に嬉しいでしょう。そこで素直に純粋に自分の思いを伝えましょう。
そして、「この人だったら本音で相談できると思ったから」という誘った理由を明確に伝えてください。そうする事によってあなたの話しを真剣に聞いてくれるでしょう。その後も定期的に相談に行ってください。1回ではダメです。
1回だけだと、「何かいろいろ言ってたけど、あの時だけ調子良い事言ってたんだな」 と思われ、逆にイメージダウンになるだけです。
2ケ月以内に3回も行けばその人との人間関係は構築できます。
「なんか面倒だな〜」と思うかもしれませんが、やりたい事をやるにはそれなりにパワーを使うものです。だって自分のしたい事を実現するわけですから。でもそのパワーは、今の現状を我慢するためのパワーより何倍も楽な事なのです。
たまに頭ごなしに、「別に人に好かれなくてもいいわ」 と言う人がいますがそれは間違っています。そのスタンスは運が逃げます。他人を尊重・理解し、自分はこういう人だと伝えた上で、それでも合わない人に対して、「あ〜〜、この人とは合わないわ〜」 と思うのならば付き合わないようにすれば良いのです。
「嫌い」や「苦手」から入るとストレスですが、好きや尊重から入っていけば案外楽に入っていけます。自分のイメージだけで人を見るのはやめましょう。何故なら人は皆、演技して生きてるからです。
今の会社で部署移動が難しい人へ
会社や今の仕事環境によって、部署異動が難しい人もたくさんいると思います。
今やってる仕事が自分に合わなかったり、他にやりたい仕事があるのに我慢しながら今の仕事をやり続けるほど無駄な時間はありません。そういう人は思い切って転職も視野に入れましょう。
なぜ人は転職するのか?
人が会社を辞める理由は1つしかありません。
それは、
「同じ人生を生きる上で、今よりも良い仕事・環境がある」
この1点だけです。
それがお金なのか、仕事内容なのか、人間関係なのか。
中身はそれぞれですが、すべては「今よりもマシだ」と思った時点で退職を考えて実行していきます。
そして、退職というのは、仕事の量がさばけなくなった時に起こります。仕事の量とは物理的なモノもそうですが、精神的なモノもありますね。仕事の成果も出ていて今の環境が充実している人は転職しません。
私が見てきた会社で、優秀な新人が辞めていく会社ほど下記の3点ができていません。
- 職務を明確にする
- しっかり指導を行う
- トレーニングさせる
これの繰り返しを行う
指導もせず、しっかりとしたトレーニングもしないとその人の持つ機能を発揮する事はできませんからね。
もしあなたが今の職場環境に不満があったり将来的な不安を抱えていて、会社内では改善できないようでしたら転職も視野に入れて考えてみましょう。仮に転職をしないにしてもプロの人に相談する事で、新たな発見を得られることも多いです。
転職エージェントは様々な業種・職種の人たちとやり取りをしているキャリア相談のプロなので、今の会社・今の仕事で悩んでる人は是非一度相談してみてください。