履歴書の書き方で悩んでる方はいませんか?
この記事では、人事担当者がチェックしている履歴書のポイントについて解説します。
本記事の内容
- 履歴書の意義について
- 人事担当者の履歴書のチェックポイント
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、会社員時代から新卒・中途の面接官を担当し、独立した今でも年間1000人以上の新卒・中途の面接を様々な業種の企業様で実施しています。
これまで何千枚と履歴書をチェックした経験と、様々な企業の人事担当者とやり取りをした経験を元に、履歴書のポイントを解説します。
履歴書の意義について
転職活動をするにあたって、履歴書と職務経歴書はセットで必要になります。
仕事の経歴詳細は職経歴書を見るのが一般的なので、履歴書ではざっくりとしたその人の概要を確認する程度です。
だからと言って履歴書を甘くみてはいけません。
新人の人事社員ではない限りほとんどの人事担当者が履歴書をさらっと見ただけで(おそらく1分もかかりません)、やる気があるか、志望度が高いかなどが分かります。
学歴や職歴は事実として変えられない項目なのでそこは工夫する余地がありません。ただ事実を書くだけです。
ですので履歴書は内容も大切ですが、丁寧さや見やすなどが特に重要になってきます。
履歴書では、その人の人柄や性格を見ているのです。
人事担当者の履歴書のチェックポイント
写真
人事担当者が、履歴書を手にして1番最初に見るのが顔写真です。
書類選考で迷った時に、面接するかどうかを最終的に顔で決めることもあるくらい、とても重要なポイントです。これは「カッコいい」とか「美人・可愛い」とかではありません。表情を見ているのです。
髪型や服装、化粧の濃さなどの写真からうかがえる全体の印象はもちろんですが、本当に熱意のある人は写真から入社意欲が伝わってくるものです。
逆に「ちょっと表情暗いけど、まぁいいか」と思って貼った写真は見抜かれます。
写真だけで分かるの?と思うかもしれませんが、人事担当者はこれまで何百・何千と履歴書を見てきてる人が多いので、過去の統計から「こういう表情の人はダメだ」と判断してしまうことがあります。
間違っても、写真を斜めに貼ってあるなどはしないように注意しましょう。
「意欲を伝える!」
と頭で唱えると自然とそういう顔になるので、鏡で自分の表情をチェックしてみましょう。
少し目を見開き、広角を少しだけ緩める(開く)と印象の良い表情に近づきます。襟やネクタイなども曲がっていないかチェックしましょう。
志望動機
単純に、「御社の商品、サービスが好きだから」とか「昔から愛着がある」とかを書いても良いのですが、これまでの経験からその会社・その仕事が、
「いかに自分にマッチしているか」、「いかに自分を活かせるか」
などの具体的なエピソードを書きましょう。
「入社したらどういうことができるか?」「何に貢献できるか?」などの内容を、その会社が展開している事業内容やサービス、社風などに絡めて具体的に記載しましょう。
履歴書は手書き? PC作成?
手書きとPCで入力した履歴書、結論から言うと、どちらが絶対的な正解というものはないのが現状です。
昔は手書きの履歴書が当たり前でしたが、今はPCで作成された履歴書も普通に受け入れられています。
実際に私が面接のお手伝いをする企業もまったく気にしていません。
転職エージェントを利用する際は、履歴書や職務経歴書をデータでアップし、それを企業の人事担当が見ますので、書類選考の時点では手書きの必要はありません。
書類選考通過後、一次面接時に履歴書持参が必要な企業の場合は、手書きの履歴書が良いかPCで作成した履歴書でも良いかは、エージェントの担当者に聞いてみましょう。但し写真はきちんと貼って行きましょう。
ちなみに今は(2021年1月現在)コロナの影響で一次面接はリモートで行う企業がほとんどなので、履歴書持参もなくなりました。
手書きでもPC作成でも絶対に気を付けないといけないのが「誤字・脱字」です。
経歴の詳細は職務経歴書で確認するので、履歴書では誤字脱字だけチェックする人事担当もいるくらいです。実際に私がお手伝いするすべての企業が「誤字・脱字」でマイナスポイントをつけます。
【結論】
PCで履歴書・職務経歴書を作成し、転職エージェントの登録時に添付し、アドバイザーに添削してもらいましょう。
そして完成度の高い履歴書最終版が出来上がりますのでそれを活用しましょう。
企業に直接応募する場合には人事担当者に確認し、手書きの履歴書が必要な際は準備しましょう。
その他
人事担当は応募者の名前をネットで検索してチェックするケースは多いです。少なくても私が面接をする時には必ず検索します。
SNS、特に実名で利用してる可能性が高いfacebookでマイナスな印象を与える記載があるなら見えないように設定しておきましょう。
※メールアドレスや前職+氏名、学校名+氏名など、履歴書で得られる情報を元に様々な角度から検索する人事担当者もいますので、一度自分で名前などを検索してみましょう。何も出てこなければ大丈夫です。